ホームページとランディングページは何が違うのでしょうか？

この違いが解っていないと、使い方を間違えてしまうので、トラブルの元です。
似ているようで全く違う二つのコンテンツを説明しましょう。

チラシと書籍

二つの違いを説明するのに、最適な例えは…
チラシと書籍
です。

チラシ＝ランディングページ
書籍＝ホームページ

になります。

ランディングページはチラシと同じ

ランディングページは情報量からSEO対策には不向きで、一般的な検索エンジンでの検索結果には表示されにくいという問題を抱えています。
つまり、チラシのように広告を見てもらう必要性があるのです。

ページを見てくれれば、お問い合わせまでたどり着く事は出来るでしょうが、ランディングページを見てもらう前段階に問題があります。

今のやり方はWEB広告やSNSなどを使っての宣伝を行わなければ、ランディングページを見てもらう事ができません。つまり…

ランディングページを見てもらう為には、予算（広告費用）と労力（SNSなどへの書き込みなど）が別途必要となります。

チラシを作って、ポスティング（費用）を掛けるのと、同じですね。
SEO対策も弱いので、コンテンツとしての魅力もありません。

ただランディングページを作っただけでは、役に立たないという事です。

ホームページは書籍

それに対して、ホームページは書籍のように情報量が豊富で、SEO対策さえすれば、検索結果に表示されます。

ある程度の情報量（コンテンツ量）が蓄積されるまではSEOとしては弱いかも知れませんが、地道にコンテンツページを増やす事で、検索上位に表示される事になります。

ただ、情報量を増やす事が中々難しいと言うのが、ホームページ運営の問題点になります。

単純にページ数を増やすだけでは、今のSEO対策としては不十分です。
検索するユーザーが望んでいる検索結果を表示させることが検索エンジンの使命ですので、コンテンツの水増しに書いた、短い文章や、仕事に関係性のあまりない日常の情報などを掲載しても、SEO対策としては意味がありません。

最近の大手や中堅企業は、こうしたコンテンツページをプロのライターに書いて貰っています。こうした需要は非常に増えていて、中小企業でも手が出る価格で書いてくるライターなども増えていますので、利用してみる事も検討して見る価値はあります。

このようにランディングページとホームページでは明確な違いがあり、目的にあった使い方をしないと、上手く集客が出来ないので、使い分けが重要なポイントになります。

ランディングページは短期間向き

ランディングページは短期間のキャンペーンや一時的にホームページへ人を誘導したい時に使うような、ページです。

先に言ったようにSEO的にはほぼ検索されないので、その特性を逆手に取った検索で、ランディングページ独自のキーワードや商品名称などを使って、検索させるなどの工夫をする事で、一応のSEO対策と言えるでしょう。

また、広告費用が必要になるのでそれなりにお金がかかります。
ホームページを持たずにランディングページだけで集客しようと考えているのであればそれなりの費用が必要になると思います。
この費用を出したくないというのであれば、ホームページを整備して使うしか方法がないでしょう。

ホームページは蓄積型の情報体

ホームページは情報を蓄積するので、ランディングページのようにSEO弱いと言う事はありません。
ですが、使い方を間違えると、せっかく作ったコンテンツが無意味な物になってしまう事があります。

コンテンツページを作るときには、どの様なユーザーに対してそのコンテンツを提供するのかを考える事が重要です。

最近のホームページはターゲットユーザーに対してダイレクトに訴求するランディングページ風のコンテンツページや、ランディングページへ誘導する為のバナーあるいは記事などを使ってホームページからランディングページへと誘導するような仕組みも考えられています。

使い分けが重要

ランディングページ・ホームページともにそれぞれ特徴があるので、上手く使い分ける事が集客に取って重要となります。

どちらか一つではなく、両方持っている事が望ましいです。

また、ホームページを作ったからもう大丈夫などと考えているようであれば、すでに終わっています。ホームページは作ってからが本番です。その先どうしたいのかを考えて、ホームページにコンテンツを投入して、育て行く事がSEO対策をとなります。

競合する企業がある限り、常に考えてホームページにコンテンツを追加する事が、ホームページからお問い合わせを増やす、確実な方法になります。